2014/06/27

FORTY NINERS



こんにちは


蒸し暑い東京は梅雨真只中


と言う感じですね。


沖縄は梅雨明けしたようで


夏本番でしょう!!


ところで、色々なショップ様、またはお客様に


よくされる質問


「フォーティナイナーズってどんな店?」


「立地は?」


「広さは?」


等々


皆さん気になっているようですので・・・


滋賀県東近江市八日市


以前は八日市市でしたが、平成の大合併により


東近江市となりました。


東海道線からは少しずれてて


近江八幡から近江鉄道という2両編成位の電車に乗り換えなければ


来られません。


もっとも乗っているのは高校生とお年寄りがメインみたいな感じです。


やはり車社会ですから。


この時点で交通の便は悪いと言えるでしょう。


駅前には大型のショッピングモールがあり、


おかげで、何処の町にもありがちな


商店街は、シャッター商店街です。


まっ見慣れた風景です。








全国的にこんな景色が多いのは


各市町村の首長のさじ加減であり


大企業の言いなりになり、個人商店は死ね!


と言うことなんでしょうね。


一概にすべてとは言いませんが


概ねこんな感じでしょう。


そんな商店街の真ん中に有ります。




ほとんど人通りもなく


たまに通るのは、近所の主婦、お年寄りや子供達です。


イージーリスニング系の音楽が虚しさを倍増させています。


「通販がメインなの?」


とかも聞かれますが


いやいやそんな事は有りません。


内見会を開かせて頂いた、二日間は


朝から晩までお客様が途切れることなく、いらして頂きました。


店内は全て手作りで雰囲気は有りますが


取り立てて他のショップさんと変わりません。


大きく違うのが


これら













上の写真は店舗内。





そして


ショップから徒歩1分の所にあるファクトリー














Gパンを1本丸々縫えるミシンが揃ってます。


勿論ミシン1台でもGパンのような物は


縫うことが出来ますが


1940年台のGパンをそっくりそのまま縫い上げる


と言うのは


その当時のミシンが無いと縫えません。


一言でミシンと言っても色々なミシンが有ります。


本縫いミシン、環縫いミシン、2本針、3本針


ベルトループを縫うミシン、ロック始末専用ミシン、閂(かんぬき)専用ミシン


等々


当時は大きな工場で大量の本数をパーツ別に生産していたので


出来たこと


徹底的にある機能だけに特化したミシン


それを全て使いこなすとなると


気が遠くなるような技術的な訓練が必要です。


日本のミシンはキレイな縫い上がりに長けていますが


アメリカ製のミシンは馬力勝負です。


操るのが大変です。


この馬力が独特のヨジレを出します。


そして


70~80年前の機械を当時と同じように稼働させる技術


と、保守、管理


一言、大変と言ってしまえば簡単ですが


”本気”じゃなければ出来ません。


そうです、このフォーティナイナーズを語るには


”本気”これがキーワードです。


自分よりは随分年下の人達ですが


頭が下がります。


毎回。


売るのも作るのも”本気”です。


暑苦しく感じる人もいると思いますが


今の世の中


何だか、冷めた目で見る人たちが多いと思います。


一度きりしかない人生


何事も”本気”でぶつからなければ


答えなど見つからないのです。


ぶつかって打ちひしがれて、新たな方法を


模索するのです。


と言うことを、毎回身につまされて帰って来ます。


ちょっと真面目に書いてみました。






代表の小中さん。


仕事も遊びも”本気”な人です。


フォーティナイナーズってこんな店


自分のへたくそな写真と拙い文章で


少しは伝わりましたか?


では、生憎の天気の金曜日ですが


お待ちしてますよ~!